昨日深夜、フジテレビの「PTA」という番組にたまたまチャンネルが合った。「PTA」とは、パパ・タレント・アソシエーションだそう。
番組の内容は父親であるタレントが、一般の方からの寄せられた家族のお悩みを解決すべく手助けするというものらしい。
で、昨夜、涙してしまったのは大阪支部の一件で、担当はたむらけんじ。「12歳の息子が父親と仲が悪く、家で父親と話をしない」という母親からのご相談。で、たむらがまず心を開こうと彼をキャッチボールに誘う。普段はいつも誰とキャッチボールをやってるの?と聞けばお父さんだと言う。
れれれ?お父さんとは仲悪いのでは???
と思いつつもキャッチボールを始めると、彼のすばらしい第一球はたむらのグローブをはるか越え、後ろの建物にあたってしまった。これはやばいと、すぐさまキャッチボール終了。
すると、たむらが単刀直入に彼に聞いちゃう。
「おかあさんから、キミがお父さんと仲が悪くて話をしないって相談がきてるけど?」
「ちがう、お父さんとお母さんの仲が悪いから、家ではお父さんと気まずくなって話ができない。」
おー。なんと!こどもが親の関係を感じ取って、遠慮しているのだ。自分の家なのに。自分の親なのに。
たむらは自分からお父さんとお母さんに仲よくしてほしいと思っている気持ちを伝えたほうがいいのでは、と彼に言うと、彼も自分で言うほうがいいと思うと答える。そこで、たむらと彼は、お父さんとお母さんに「宝探しゲーム」という作戦を考える。
地図に従ってミッションが書かれた紙を探し、そのミッションをクリアするとご褒美に宝がもらえる。ミッションは2つあって、2つクリアすると、ゴールには彼がいるのだ。
さあ、ミッション1。バスケットゴールに向かって二人でフリースローをして2投連続して入れられたらミッションクリア。
これがなかなか入らない。最初はゴールに届きもしなかった二人が、1時間経っても、100投げてもあきらめない。汗びっしょりの二人。なんとかミッションを達成しようと、協力する姿勢がちょっとづつ見えてくる(といっても、お父さんは最初から協力的なのだ。お母さんがお父さんを勝手に毛嫌いしている様子が見られるご夫婦なのだ。)。
そして、とうとうミッションクリア!ご褒美は、息子からの手紙「お母さんの好きなところ」。すっごくたくさんお母さんのいいところが書かれていて、お母さんはもう感激して読めないくらい。
さて、ミッション2。公園の平均台みたいな上を二人で手をつないで歩ききる、というもの。まあ、これは難なくクリア。今度のご褒美は、息子からの手紙「お父さんの好きなところ」。こちらもたくさん書かれている。お父さん、お母さんのいいところをこんなにたくさん見つけられるなんて、なんて彼はすばらしい子なんだ!と、見ているわたしも涙、涙。
さあ、ゴール。息子と両親のご対面。ここで彼が言えなかったことを手紙にしていて、それを読む。親の仲を気遣って、お父さんと話ができなかったということを知ったご両親、ほんとうにびっくりしたことだろう。子供にこんな気遣いをさせてはいけないと、お父さんとお母さんは握手をする。
この後、この家族は「また家族みんなで旅行に行きたい」と言っていた息子の願いを受け、数日後に旅行に出かけたという。
PTAタレントが、このタイミングで彼の気持ちがわかってよかった、このまま放っておかれたら、数年後に彼はグレてしまったに違いないとコメントする。たしかにー。時間が経てば修復するのはより難しくなってしまうだろう。お母さんは全然わかってなかったけど、気づいて相談してほんとうによかった。
こどもの感受性にも感動したけど、お父さんの言葉にも感動した。
ミッション1のフリースロー、かなりきつかったと思われるのですよ、たぶん真夏の収録でめちゃめちゃ暑い屋外で、2人で2時間近くもフリースローをやってたわけですよ。それも入らないから、ボールを投げては拾って、拾っては投げて、というかなりあきらめたくなるミッションを。ミッションクリアした後に「よく途中であきらめませんでしたね?」とたむらに聞かれると、お父さんは「だってこれ、息子と一緒に考えてくれたんでしょ?」って、汗だらけなのにさわやかな表情で答えられたのです。もうそれだけで、いいお父さんだなあ、こんなお父さんのこと、息子が嫌うはずないと思ったわけです。あー、今思い出しても涙しちゃう。
こどもは親のことをよーく見てるし、考えてる。ときには親を見て心を痛めているんだね。
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